夏のイベントで深海生物を綺麗に見せたい水族館
「相模川ふれあい科学館」は、相模川の自然に親しみ、守り育てる心をはぐくむ施設として、昭和62年(1987年)11月15日に開館しました。平成26年(2014年)3月26日には人と川とのつながりや環境保護、人々の交流を促進するための施設として愛称「アクアリウムさがみはら」を加えリニューアルオープンとなりました。展示は相模川でみられる約100種の生き物を中心に紹介しています。
2018年7月13日から9月24日まで開催された特別展「ふれあい夏まつり」の展示用水槽として結露防止水槽を設置しました。イベントでは冷たい深海に生息するダイオウグソクムシを中心に展示されています。
結露防止水槽の機能は本当に助かっています。
「冷水生物・深海生物の飼育展示には観賞面の結露が付き物」
結露を拭く手間や、カビ発生や内装が痛むので躊躇したこともありました。
しかし、それを解消したのが結露防止水槽でした。
例年より特に暑いこの猛暑、雨も多く湿度も高かったにも関わらず、
結露が発生せずグソクムシを展示出来てい展示生物をクッキリと観察することができています。
管理もしやすく、意外とリーズナブルで素晴らしい商品だと思います。
特別な水槽構造で結露問題を解消
どうしても気温と湿度が上がる夏場、四季折々の日本では水槽の結露は避けて通れない道でもありました。観賞用・展示用として飼育するにもかかわらず、結露により肝心の観察がしずらいという水族館にとってもどかしいものでした。
今回納品した結露防止水槽は構造としてアクリル板を2重にされ、その間に特殊なガスを封入されています。これにより熱の伝わりをやわらげ結露が発生するのを防いでいます。お客さんの展示ホールでは室温26℃前後、水温7℃で保っても水槽が結露していませんでした。この条件は空調により左右されますが、当社の実験では更に低水温でも結露しないという結果が出ています。また、保温効果も高くなるので冷水の温度を長時間キープするという効果にも繋がります。
この冷水専用水槽は上面からご来館のお客様がグソクムシと「ふれあえる」ことを目的に作りましたので、通常真ん中に配置する補強版(センターフランジ)を取り除いた形で製作しました。その分の強度を板厚と接着方法で補いました。強度はそのままにより観賞度の高い、フランジの障害物等がなく触れ合い・観察しやすい水槽に仕上がりました。お客様のご希望と飼育する生物に合わせあらゆる形の水槽を作ることができます。
今回の結露防止水槽の開発はグソクムシやダンゴウオ等の冷水・深海生物の展示飼育観察の発展に大きく貢献できたのではないかと思います。結露のない快適な観賞面で様々な冷水生物の飼育に挑戦されてみてはいかがでしょうか?
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内装簡易度
概算(万円)
納期(日)
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顧客満足度
相模川ふれあい科学館
〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
TEL: 042-762-2110
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