世界初!クラゲ用のバーカウンター水槽

パリ水族館シネアクア

教育目的のクラゲ館の建設

「シネアクア」とも呼ばれるパリ水族館(フランス語で「L’Aquarium de Paris」)は、フランス・パリのエッフェル塔の隣にある水族館です。通常の水族館とは異なり、建物内には映画館が2館あります。1館では「ナショナル・ジオグラフィック」のドキュメンタリーを、もう1館ではアニメ映画を上映しています。シネアクアでは、魚の餌付け、人形劇、ふれあい体験など、子供たちの教育に貢献する活動も開催していて、ただの水族館を超える存在になっています。

2018年、当社はシネアクアのクラゲ専門家チームと協力して、クラゲ館にクラゲ展示用のバーズアイ水槽のバーカウンター4個と大きなクライゼル水槽1個を設置しました。幅2m、高さ1.2mの4つのバーカウンターは、ドーナツ型をしていて、直径は5mにも及びます。展示ホール中央の柱を取り囲むように配置されたクライゼル水槽は、幅3.6m、高さ1.8mで、クラゲ館の主要な水槽の1つです。

これは世界初のクラゲのバーカウンターです。訪れた人たちは、クラゲを横からだけでなく、上からも観賞できます。このクラゲ館建設の目的は、海の美しさを示しながら、気候問題に対する一般の意識を高めることです。これらの水槽のおかげで、世界クラスのクラゲのコレクションをここに展示できます。

スタッフ

パリ水族館シネアクア

展示は素敵だわ!

女性客 より

クラゲ館の展示はきれいね。

女性客 より

クラゲ専門家と連携し 夜にも楽しみを

クラゲはデリケートな生物なので、水槽は内面が滑らかで角がないように設計して製作する必要があります。クラゲ用水槽の製造にはアクリル板を曲げたり、複雑な構造のパーツを組み立てたりする工程が必要ですが、当社には水槽専門の製品チームとアクリル専門の製造チームがいるため、それ自体は難しいことではありません。ただし、クラゲを生かしておくのに水流が重要な要素になります。クライゼル水槽のような一般的な垂直回転の場合と異なり、バーズアイ水槽のような水平回転しているときは水流が特別になります。水流を最適化するために、工場にてミズクラゲを入れて実験して、海外に配送する前に曲面の微調整を行いました。

それでも、水流が強すぎると、クラゲは排水管に引っかかって引き裂かれてしまいますし、逆に、水流が弱すぎると、クラゲは底に落ちて組織に傷がついてしまいます。シネアクアのクラゲ専門家と現場で水槽を設置したことは、当社にとって貴重な経験でした。

シネアクアは、教育と娯楽の水族館です。昼間は子供向けの教育イベントを行い、バーカウンターはクラゲについて学習するためのテーブルになります。決まった夕方と夜はシャンパングラスを片手にクラゲの魔法を体験できる娯楽イベントを行い、バーカウンターはバーテンダーがドリンクを提供するパフォーマンスの舞台になります。バーカウンターの間にある小さなケースは、実は冷えたビールの結露防止ケースなんです!

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内装簡易度

概算(万円)

納期(日)

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顧客満足度

パリ水族館シネアクア

5 Avenue, Albert de Mun, 75016 Paris, France
TEL: +33-1-40-69-23-23

パリ水族館「シネアクア」

5 Avenue, Albert de Mun, 75016 Paris, France
TEL: +33-1-40-69-23-23

 
株式会社スプリング

株式会社スプリング

世界各国で特許を取得したバーズアイ水槽を始め、
様々なアクリル水槽を山梨にある自社の工場で
製造しているアクアリウムのイノベーターです。