13日
2018年10月
イベント
明日14日の「アクアリウムバス」内で開催される「第2回 グッドアクアリウムデザイン賞2018」のファイナリストに入ったクラゲを飼育できるバーズアイ水槽「UFO」の開発秘話を披露させていただきます。
バーズアイ水槽の最新モデル「宙テーブル(UFO)」は従来のバーズアイ水槽と比べて更に進化を遂げました。その革新的な魅力を知らせるため、開発者の視点で語っていただきました。
Q:バーズアイ水槽はどのようにして生まれたのでしたか?
A:バーズアイ水槽の始まりは、部屋の中を水槽で埋め尽くすほどの観賞魚好きが高じて水槽の置き場に困り、部屋の中心に水槽を置いたことからです。その後、趣味として楽しみながらバーズアイ水槽の原石とも言えるテーブル型の水槽を作っていました。趣味で制作していたので、お世辞にも綺麗とは言えないようなテーブル型水槽でしたが、それでもお金を払うから作ってほしいと言われて納品しました。
納品したテーブル型水槽を見て非常に喜んでいるお客さんの姿を見てビジネスチャンスを感じてバーズアイ水槽の開発に取り掛かりました。然し、そこで待っていたのは数えきれない程の失敗の数々でした。何度も何度もトライ&エラーを繰り返して、やっとの思いで開発したのがバーズアイ水槽の新型、「宙テーブル(UFO)」です。デザイン性にも拘り近未来的な空間を演出できるよう考えて作られています。
Q:本当に世界で唯一の水槽なのですか?
A:コピー品が出回る現代で世界で唯一ということが言えるのでしょうか?バーズアイ水槽は上から鮮明に見える方法で、先進主要国を中心に世界20か国での特許を取得しています。なので正真正銘の世界唯一の製品であると言えます。
Q:上から鮮明に見ることができるのはどんなメリットがありますか?
A:メリットは2つあります。
1つ目は上から観察できることです。例えばアフリカンランプアイは上から見ればタダのメダカとブログで書かれたので実際に飼育してみたら、上方向にも目が輝きました!上から見ることでお魚の新たな発見がたくさんあります。
2つ目はお魚との距離が圧倒的に近くできることです。ゆったりと寛ぎながら間近で見れるのでお魚の表情がよく分かります。上目遣いのお魚たちが可愛らしさ倍増です。ジョーフィッシュは勿論、クマノミやシクリッド等はよく目が合います。
Q:濾過能力が高さにはどんな秘密があるのですか?
A:外観デザイン性よりもお魚の状態を良くするため鑑賞層と濾過槽の基本比率は1対1という観賞魚にとって理想的な比率にできました。それは、テーブル下の本来はデッドスペースを有効活用しマイナス要素をプラス要素に転換したことで可能になりました。
Q:濾過能力を重視する一方で、デザイン性を犠牲してしまうのですか?
A:お魚のため濾過能力重視でスタートしたバーズアイ水槽ですが、最近はデザイン性も追及していたらどんな水槽にも負けない芸術的なデザインの「宙テーブル(UFO)」が誕生しました。
更に、従来のバーズアイ水槽と違って、観賞槽がより高いので、上からより深い水世界を見せることができるようになりました。
Q:地震が来た時等は大丈夫なのでしょうか?
A:バーズアイ水槽は低重心で天板ガラスで蓋をしている構造上地震にはめっぽう強い構造になっています。地震の時に逃げるのはテーブルの下ですからね。
Q:バーズアイ水槽を見たお客さんから言われたのはどんなことでしたか?
A:よく言われたのは「この水槽がテーブルだったらいいのに。」ということでした。物珍しいからか、そういうことはよく言われました。
嬉しいのは「こんな水槽ほしかったんだよね。」とか「テーブル型の水槽を考えたことがあります。」等でした。こういった意見を聞くと、変わった水槽を作っている会社として、同じように思っている人がいるという安心感と先見性があるのだという優越感に浸ることができます。
実際位に購入した、お客様からは「家族で囲む水槽」「子供の友人に驚かれた。」「家族の理解を得られやすいセカンドタンク」等の声を頂いています。
Q:素材は何でできているのですか?
A:水槽と言って思い浮かべるのは、ガラス水槽、アクリル水槽、FRP水槽なのですが、「宙テーブル(UFO)」は観賞槽はアクリル製、テーブルフレイムはFRP製、天板はガラス製という素材のオンパレードとなっています。
少々価格は上がりますが、こういった特殊な複合材料は、他の製品とは全く異なる水槽を作り出すことができる理由になっています。
Q:クラゲ飼育もできますか。
A:クラゲ飼育は難しいと思っていましたが、顧客の要望により研究と試作を繰り返していたら、給水ノズルを変更するだけで飼育できることに気が付きました。お客様の要望、日々の研究、常に満足をしない探求心これまでもこれからも持ち続けます。
Q:海外へも渡っているのですか。
A:先月(2018年9月)にフランスのパリにあるクラゲ飼育で有名な水族館に大型のバーズアイ水槽を納品しました。観賞魚は万国共通の癒しのアイテムです。世界中に安らぎを与えます。
Q:今後の展望を教えてください。
A:海外でもデザイン性や研究用途として通用するということを確信したので、まだまだ知られていないバーズアイ水槽を広めていき、観賞魚飼育と生体研究を広めていくことに貢献したいと考えています。
”バーズアイ水槽の始まりは
部屋の真ん中に置いた
一つの水槽”
最終審査は、明日14日の「アクアリウムバス」のイベント会場で現物審査として行う予定です。当日に一般投票(先着100票)もできるので是非ご応援ください。
グッドアクアリウムデザインの公式サイトはこちらをご覧ください。
最新情報がありましたら改めてHPで公開させていただきます。